アンダーリム

バイクで遊んだり遊ばなかったりする

EOS RPをレンタルで試した

rentioで一眼カメラ・レンズのレンタルが3割引きになってたのでEOS RPとRF35mm F1.8 MACRO IS STMを借りてみた。

上位モデルと比べるとアクセサリーシュー部の高さが抑えられていてお手軽な感じ。EOS 40DEOS 7Dと使ってきたキヤノン派なのでダイヤル類は迷いなく使える。

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マウントアダプターを介して手持ちのEF70-200mm F4L IS USMをつけてみる。レンズのほうが重いので、三脚をつけるならレンズ側にしたほうが良さそう。

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以下作例。すべてJPEGで撮影してトリミングやレタッチはしていない。

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10年以上前の一眼レフで知識が止まっている身からすると、現代のミラーレス一眼はすげーなというのが第一の感想。USB mini-Bとコンパクトフラッシュ(not CFexpress)という石器時代のようなインターフェースがUSB Type-C(充電もできる!)とSDカードに変わっているのは当然として、ISOオートで撮ったらISO3200になってたけどノイズが気にならないとか、防音壁の後ろから飛び出してくる飛行機にAFでスッとピントが合うみたいなことがあるたびに技術の進化を感じた。

ミラーレスといえばEVFは思っていたより実用的で、上位モデルと比べるとそれなりの画質だという人もいるが個人的には十分だと思う。視度調整の範囲が広いのがとても良くて、マイナス側いっぱいに回せば筆者のような視力検査で一番上のCがボケるレベルの視力でも裸眼でピントの山が見える。視度補正レンズを買わなくても大丈夫。


もちろん気になるところもある。まず電池の持ちがイマイチで、空港で飛行機が来るたびにパシャパシャやっていると10機くらい見送ったところで電池マークが半分になる。常温で静止画250枚というスペックシートの表記通りではあるが1日使うなら予備のバッテリーが2,3個欲しい。この辺りは軽さとのトレードオフか。

もう一つイマイチだと思ったのは再生モードのズーム操作。再生中にAFフレーム選択ボタンを押してからメインダイヤルを回すと倍率を変えられるが、いちいち押して切り替えるのが面倒だし、すぐ上にあるAEロックボタンと押し間違えて撮影モードに切り替わるとイラっとする*1。上位機はサブダイヤルですぐ倍率変更できるので変なところで差別化しないでほしい。

連写したときにEVFがブラックアウトしなくてパラパラ漫画みたいになるのも気になるといえば気になるけど、これは慣れの部分も大きいらしいのでそういうものだと思うことにした。


いくつか気になるところはあるものの、10万円ちょっとでフルサイズのミラーレス一眼が買えるのは強い。マウントアダプターでEFマウントのレンズ資産を生かしつつ、徐々にRFマウントに移行していくと幸せになれそう。

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*1:7DはAFフレーム選択/AEロックでズームイン/アウトなので余計に間違える