アンダーリム

バイクで遊んだり遊ばなかったりする

普通二輪教習メモ 6週目 (終)

タイトルで卒検の結果わかっちゃうけど順番にやります。6週目。

事前対策

前回の教習で何度かコースを回ってみて、卒検で問題になりそうなのはクランクと一本橋、つまり低速域でのコントロールだろうという感じがしていた。で、問題点がわかってるなら対策すればいいということでググったところ行き着いた動画がこれ。

タイトルの「鬼の半クラ」は割と有名なワードらしく、これと関連動画に言及しているサイトがいくつもあった。個人的に参考になったのは以下。

  • 右手は2,000rpmを維持できるわずかなアクセル開度を保つ
  • 左手は意識しなくても半クラッチの位置で止められるように練習
  • 低速走行時はシートの前に座る

あと、2段階のみきわめは検定コースを使うらしいので教習手帳を見ながら2つあるコースを覚える。Googleマップで教習所の航空写真を見たら普通にコースが見えたので、ウインカーを出す位置や速度を思い出しながらイメージトレーニング。

17時限目 / 18時限目

2時限とも、ウォーミングアップ走行の後は検定コースを周回して練習。ヤバそうなところの対策を練っておいたおかげで、特に焦ることもなく2つあるコースを交互に回ることができた。18時限目では1速→2速が入りにくい車両にあたってしまって何度かNで空ぶかししたものの、焦ってバランス崩すとかそういうことはなかったのでセーフということにする。ちょっと恥ずかしいけど。

恥ずかしいといえば、大型二輪の教習で使ってるNC750はウインカーレバーとクラクションの位置がCB400と逆らしく、車線変更後とかにクラクション鳴らしてる人がけっこういた。せめてホンダ車の間では統一したらいいのにと思うんだけど何か理由があるんですかね?

話を戻して、課題走行のタイムはスラロームは7秒台後半、一本橋も6秒台後半で安定していたので問題なし。急制動もすこしブレーキングが早い時があるけど停止線越えたりロックしたりすることはなかったのでOK。無事「みきわめ:良好」を貰えたので、検定カウンターに行って翌日の卒業検定を申し込んでこの日は終了。

家に帰ってからは、今から変に知識を入れてもしょうがない、いつも通りにできることだけで検定を受けようということで教習ブログなどは見ないようにした。とはいえそれなりに緊張するので、シャイアおじさんのアツい動画を見て「俺は行けるやってやる」という気持ちだけ作って就寝。

卒業検定

朝4時に風の音で起きるくらいには眠りが浅かったです(豆腐メンタル)

この日の受験者は大型・普通・小型をあわせて20人で、5人ずつの4グループに分けて各グループ1人ずつ検定を受ける。2番のゼッケンを渡されたので2番目かと思ったら、大型の人と同じグループになっていて筆者の検定順は一番最後だった。

検定前には注意事項とコースの説明があったけど、緊張していたせいかあまり記憶がない。ただ、スラローム一本橋の説明で「パイロンに触れたり橋から落ちたりしたらその時点で検定終了ですが、規定時間の超過は減点だけで検定終了にはなりません。落ち着いて取り組んでください。」というのを聞いて頑張らないようにしようと思ったのは覚えている。あと、急制動のブレーキングが早すぎる場合は1回だけやり直しを指示されるらしい。

説明が終わったらすぐに検定開始。といっても筆者は一番最後なので、他の人がそつなくこなして帰ってきたりクランクでパイロン倒したりするのを見ながら待たされた。北風が強くて身体が冷えるのがつらい。

開始から30分以上経ったところでいよいよ乗車。大げさにヘルメットを動かして安全確認アピールをしつつコースに入っていく。他の人が乗った後なのでエンジンは十分に温まっているし、ギアもスムーズに入る。いい感じ。

外周を回ったらS字、信号、クランク、踏切の順で回っていく。信号がちょうど赤だったので、停車中にその後の流れを考える時間があったのがありがたかった。クランクは一瞬エンジンが苦しそうになったけど気持ちアクセルを回して逃げ切る。

踏切を越えたら外周に出て、坂道発進スラローム一本橋急制動の課題走行4点セット。先述の通りスラローム一本橋は減点覚悟で頑張らないことにしたので、スラロームはゆっくり、一本橋はさっさと通過してしまう。コケる・落ちるよりはマシ。

最後の急制動は教習でも大きくミスったことがなかったので、いつも通りに2速を引っ張りつつ3速40km/hちょいで進入。アクセルを戻し、パイロンを通過したタイミングでブレーキ。と、ここで前回の教習や朝の説明で言われたことがふと頭をよぎる。

「ブレーキングが早い時がある」「ブレーキングが早すぎるときはやり直し」

時間にすればほんの一瞬だと思うが、確実に操作が遅れた。車両が減速するのは感じるがこのままだと停止線を越えてしまう、やばい、あの白線は絶対に越えてはならない、そう思った瞬間にブレーキを強めていた。こう書くとものすごく考えてる風に見えるが、実際は反射的にレバーとペダルへ力が入ったんだと思う。停止直前とはいえ初めてリアがロックした。バランス崩さなくて本当に良かった。

課題は急制動が最後なので、後はスタート地点に戻って終了。検定員から「やるべきことはできてたのでよかったと思います。スラロームはかなり安全に行きましたね。」とコメントをもらった。でも、最後の最後でミスったのが悔しくて目は死んでたと思う。

30分後、待合ロビーのモニターで合格発表。後ろに座っている二人組はもう何のバイク買うかの話で盛り上がっている。さて、普通自動二輪の2番は…

総括

勢いで教習を申し込んでから1ヶ月半、長いようで短かった。教習の内容は毎週書いてたのでいいとして、それ以外に思うところを。

  • 安心プラン*1的なものがあるなら入ることをおすすめ。みきわめや検定の時にダメだったらn千円とか余計なこと考えてると、通るものも通らなくなる気がする。

  • イメージトレーニングはかなり有効。半クラのつもりで手を動かしてみたり、コースを思い出しながら安全確認するところでは実際に首を振ったりする。普段できないことは検定でもできない。

  • 車の免許があって学科が免除になる場合でも、学科で何をやるのか教習原簿の項目名くらいは見ておいたほうがよい。黄色い中央線は追い越し禁止ではなく「追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止」。

さて、バイク買うために貯金しないと…

*1:教習時間オーバーとか再検定のお金が不要になるやつ